全国珠算教育連盟は昭和28年9月24日、全国の珠算教育者の大きな期待を受けて誕生しました。
当時、珠算教育に係わる主な課題
1、小学校から大学に至る学校珠算の問題
2、民間教育機関としての塾(珠算学校)珠算の問題
3、教育法と塾の問題
4、濫立増加の傾向に進む珠算塾と、その資質の問題
5、珠算専門家に門戸を閉ざした教育職員免許法の問題
6、法的に拘束されない自由業としての珠算教師の問題
7、珠算教育の学問的体系確立の問題
を解決し、珠算教育を更に発展させるためには、各地に分散する珠算団体が大同団結していかなければならないという結論に達しました。
そこで、自主的に活動を展開していた各地の珠算団体が結集して、全国規模の新団体の核となり、更に結束の輪を広げて全国各地の珠算団体や珠算教育者に呼びかけて、広範な教育活動の展開を目指して創立されたのが、全国珠算教育連盟です。
その後、3年間の活動実績が認められ、昭和31年11月15日、念願だった「社団法人」の許可を文部省(現文部科学省)から受けることとなり、社会への更なる珠算教育普及を目指して、公益法人としての活動に専心することとなります。
また、国内はもちろん、海外にも活動の輪を広げ、会員個々が珠算教育者として、そして指導者としての誇りを胸に教具としての「そろばん教育」の重要性を訴え続けています。
平成25年7月1日、連盟は公益社団法人の認定を受けました。責任ある珠算教育団体として、更なる「進化」を遂げた連盟の公益的な活動が社会に資する役割は今後ますます大きくなっています。